2012/04/22

リフター魂30 安藤美希子選手

全日本選手権2連覇

「安藤美希子」で検索すると「安藤美希子応援ブログ」なるものがヒットする。
覗いてみると、その内容が実に熱い。
こんなに愛されている安藤選手とは、いったいどんなリフター?と、彼女につながる記憶の糸をゆっくりとたぐってみた。

過去に一度だけ、管理人は彼女と接点を持つことができた。
2年前の全国高校選抜大会である。
58キロ級で高校記録を持っている彼女が、2階級を通して記録保持者となるために、増量して63キロ級で臨んだ大会である。
有言実行。
高校新記録を打ち立てて優勝した彼女は、この大会の最優秀選手にも選ばれた。
(ちなみに男子の最優秀選手は、ジュニア記録を更新した南部工業の玉寄公博選手^^♪)

翌日、管理人は試合会場で北國新聞の朝刊を探していた。
前日の結果をどう伝えているかを知りたかったからだ。
見つからないのであきらめて観戦していると、前方にそれらしきものを持っている人を発見。
埼玉栄高校の加藤仁先生である。
管理人はそっと近づき、「先生、ちょっと見せていただいてもいいですか」と声をかけた。
もちろん先生は快諾。
先生が開いておられた頁には、安藤選手の活躍が大きく伝えられていた。
管理人は、そこに掲載されている彼女の写真を見て思わず絶句した。
その写真からは、女子高生の可憐さは微塵も感じられない。
体じゅうの筋肉が自らの存在を主張し、全身の毛が逆立っているかのような、まさにその瞬間を捉えた1枚だった。
「本当はもっと可愛いですよね~」と、近くで観戦していた人がフォローした。

そこへ安藤選手本人が登場。
加藤先生は、彼女にその写真を指差して見せられた。
「実物はこんなに可愛いのに^^;」と管理人。
「この2秒後だったら、もうちょっとマシだったと思うんですけど…」と安藤選手。
そして彼女はその場から去って行った。
衝撃的な出会いだった。

当時、彼女は膝の半月板を痛めていて、だましだまし競技を続けていたようだ。(それでも日高新!!)
獲れるタイトルは全部獲りたいということで、その夏の全国女子大会の後、手術の予定でいたようだ。

が、結局・・・
夏の大会は棄権という結果に終わり、最後の高校日本一のタイトルを掴むことは叶わなかった。
けれどもそれは、さらに大きなタイトルを獲るために、彼女が通らなければならない試練だったのかもしれない。

膝を治し、大学生になって臨んだ昨年の全日本選手権において、彼女は日本新記録で優勝を飾り、その後も大会ごとにさまざまな記録を樹立している。
そして迎えた今年の全日本選手権。
自らが持つ日本記録を更新し、圧倒的な強さで女王の座を守った。
そんな彼女の視界には、ロンドン五輪も入ってきた。

狙えるタイトルは全て狙い、記録に対しても貪欲に、飽くなきハンターであり続けてほしいと思う。
頼もしい応援団と共に。

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安藤美希子選手(平成国際大学)
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2012/04/05

リフター魂29 全国高校選抜大会

☆男子62キロ級☆

やはり、この二人の一騎打ちとなった。
明石北高校の生頼永人選手と加悦谷高校の本田大智選手。
共に高校1年生である。

中学校時代、階級は違ったが、試合会場で顔を合わせていた二人。
当時、下の階級である本田選手が、生頼選手よりはるかに重い重量を成功させていた。

川畑勉監督の秘蔵っ子として、鳴り物入りで加悦谷高校に入学した本田選手。
生頼選手は、兄の佑馬選手がいる明石南ではなく、父の俊秀氏が監督を務める明石北高校へと進んだ。
チームの即戦力となった本田選手に対し、兄の陰に隠れているかのように見えた生頼選手。
そんな彼が昨年後半になって、がぜん輝き始めた。

年が明けて、二人には決戦の場が準備されていた。
1月の近畿選抜、そして3月の全日本ジュニア選手権である。
同重量を成功させながら、体重差でいずれも本田選手に軍配が上がった。

そして迎えた全国選抜の舞台。
小雪が舞う金沢の地で、両者の対決に決着がついた。
6キロの差をつけて、生頼選手が表彰台の一番高い場所に立ち、今大会の最優秀選手にも選ばれた。
本田選手の背中を追い続けてきた彼が、それを捉え、ついに追い越した瞬間である。

この春、2年生に進級した二人。まだまだ彼らから目が離せない。

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生頼永人選手(明石北高校)
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