2012/09/15

リフター魂39 壺屋焼に思う

琉球王国からウエイトリフティング王国へ

管理人愛用のお茶碗が割れてしまった(T_T)
その話を屋良先生にすると、管理人の誕生日に合わせて、壺屋焼のお茶碗とお湯呑みのセットをプレゼントしてくださった。
日頃の南部工業、そして沖縄に対する熱い応援へのお礼だとおっしゃる。

壺屋焼は沖縄の伝統的な焼き物であり、その歴史は古い。
中でも、深い紅色の「赤絵」は壺屋焼の最高峰とも言える。
陶器の焼成は1200度だが、赤の釉薬は高温では発色しないため、まず素地を焼いて、その後に赤を描き、もう一度800度で焼き上げるという。
手間もコストもかかっている。
島ということで薪が少ない沖縄において二度焼きする赤絵は、かつて琉球王朝貴族だけが使用できたという。
炎の中を二度も通って誕生したその器は、気高く、深く、荘厳な輝きを放っている。

人もまた、ほむらの中をくぐりぬけながら、錬られ、磨かれ、輝きを増していくのかもしれない。
その器を眺めながら、全国で活躍する沖縄出身のリフターたちにしばし思いを馳せていた。
彼らのルーツである琉球王国は、時代の流れの中で幕を閉じたが、彼らには、守らなければならない王国がある。

昭和40年の岐阜国体に参加した沖縄選手団は、全国とのレベルの差に衝撃を受けて帰ってきた。
そして本気になった彼らは一丸となり、やがてウエイトリフティング王国沖縄を築き上げた。

47年の時を経て、今年、岐阜で国体が開催される。
王国の未来を担うリフターたち。
郷土の誇りをかけて挑む「ぎふ清流国体」で、王座奪還を!!

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新垣健司氏作
陶芸家の息づかいが聞こえてきそう♪
(新垣氏は、宮本昌典選手のお父様の陶芸の先生^_^)
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2012/09/05

リフター魂38 リフター魂・トワラー魂

全日本マスターズ選手権が、大阪で開催された。
人生の先輩たちが出場する初日の試合を観戦するために、はびきのコロセアムへと向かった。
管理人にとって、初めてのマスターズ観戦である。
ところが…
その日のはびきのには、大きな誘惑が待っていた。

マスターズの試合はサブアリーナで行われていたが、もう一方のメインアリーナで、バトントワリング大会が開催されていたのだ。
何を隠そう、管理人は元バトントワラーである(^_^;)
管理人の頃は、今のようなアクロバティックなスポーツバトン(スポーツ競技としてのバトントワリング)はそれほど普及していなかったが、それでもバトンを見ると、懐かしさがこみ上げる。

マスターズを観戦するはずが…
サブアリーナとメインアリーナを行き来することとなった。
ウエイトファンとしては申し訳ないが、メインアリーナ(バトントワリング会場)の方で、より多くの時間を過ごしていたように思う。

サブアリーナでは、激動の時代をたくましく生き抜いた先輩世代が、重いバーベルを渾身の力を振り絞って持ち挙げていた。
一方のメインアリーナでは、その孫とも言えるような世代、小学校低学年から20歳代のトワラーが、軽やかにバトンを操っていた。

ウエイトリフティングとバトントワリングという二つの競技。
一見、両極端に見えるが、その扱っているものの形状は、若干似かよっている。
どちらも、金属製のシャフトの両端におもりがついている(その重量に大差はあるが…)。
そして試合中に落とすと、非常に悔しく、悲しいということでも共通している。

管理人は、遠い日に触れていたバトンが、たまらなく恋しくなることがある。
リフターもまた、バーベルを置いた後も、それを触りたくなるときがあるだろう。
若き日に出会ったものが、生涯を通して影響を与え続けることがある。

なおも現役を貫き、重力と自分自身に挑み続けながら、年輪を刻むリフターたち。
時に気ままなバトンの動きに翻弄されながら、それと対峙し続ける若きトワラーたち。
年齢も性別も関係ない。
魂を注ぎ込むものを持っている人生の、なんと幸いなことだろう。


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このために、はびきのコロセアムを訪れたのだったが…
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