2017/06/22

リフター魂89 世界ジュニア選手権 銀メダル

サッカー日本代表で言うなら、本田圭祐。
左大腿部側面の“ゼッケン4”が眩しかった。

日本で開催中の世界ジュニア選手権69キロ級で銀メダルを獲得した宮本昌典選手。
地元の期待を一身に背負い、“金”を目指してプラットホームに上がった彼。
スナッチでトップに立ったが、ジャークで逆転を許し、1キロ差で“銀”という結果だった。

ホームで世界大会を戦うことは、
喜び? それとも重圧?
あるいはその両方?

表彰台に立つ彼の頬に光っていたものは、
汗? それとも涙?
汗なら… すでに引いていた頃だろう。

とめどなく流れるその涙は、
嬉し涙? それとも悔し涙?

嬉し涙と悔し涙では、その味が違うという。
自律神経の影響で、悔し涙は塩分濃度が高まるために塩辛いようである。

拭っても拭っても頬を伝う涙。
その味は、海水のごとく塩辛かったことだろう。

駆け引きに敗れた?
それも含めてウエイトリフティングである。

かつてインターハイや高校選抜を観戦する機会が多かった頃、采配に苦慮する指導者たちの姿を目の当たりにした。

選手が強くなるにつれ、指導者は悩む。
記録に挑ませたい…
実績を積み上げてきた選手に敬意を払いつつも、勝負に負けては元も子もないと考える指導者たち。
そんな中で、どこに着地点を見出すか…
選手と指導者間の信頼関係の重要さを認識したものである。

と言っても、高校ウエイトは部活動である。
もっと上のステージになれば、様々な思いが重なり、複雑に絡み合うこともあるだろう。

今回の試合でどのように重量が決められていったのかはわからないが、作戦ミスを指摘しつつも三宅義行WL協会会長は、このように語ったと記事が伝えている。
「コーチ任せではなく、駆け引きも自分で勉強していかなければ…」

宮本選手が小学生だった頃から、彼を知る三宅氏。
その言葉には、20歳のホープの今後への期待が込められている。

もう少しで届きそうだった金メダル。
それを手にするために、あと何が必要だったのか。

心優しさはそのままに。
素直さもそのままに。
その“何か”を見つけてほしい。

オリンピックなどで、銀メダルの選手の表情が曇っている光景をしばしば見る。
そんな時、管理人の心は痛む。
メダルに対しても、頑張った自分に対しても、あまりに失礼ではないだろうか。

限られた人しか掴むことができない「世界の銀」に胸を張ってほしい。

次に彼が流す涙が、淡水のごとく薄味であることを願いつつ…


‥∵‥☆‥∵‥∵‥☆‥∵‥∵‥

<参照>

リフター魂87 宮本昌典選手(東京国際大学)

この記事を書いた約1ヶ月後の全日本ジュニアで、彼は日本記録を樹立した。

試合会場でそれを見届けた「ウエイトリフティング大好き人間」宮田氏が、ご自身のブログで紹介してくださっている。

日本新記録!クリーン&ジャーク177Kg!

添えられているコメントが興味深かったので、勝手ながらここに引用させていただく。

~これにより、宮本選手は中学、高校、ジュニア、大学、そして一般と、すべての年齢区分での記録保持者となる歴史的快挙です!(あとは15年後にマスターズ記録を樹立し、各々が更新されなければ完全無欠です(笑))~

マスターズ記録とは^^;

宮田さん…
あなたのイマジネーションは、ワタクシのそれをはるかに超えています(^_-)-☆


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宣言通り、この手で日本記録を掴んだ。
さあ、次はオリンピック!!
大学ウエイト | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
どうもお久しぶりです。
引用ありがとうございます。

宮本選手は着実に進化をしていますね。
今回の結果は、2020に劇的な雪辱を晴らすための伏線と思っています。
宮田さん、コメントありがとうございます。

2020年を目指して頑張ってほしいですね♪
まずは… そのプラットに立つために。

いつも情報発信、ありがとうございますm(__)m

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