2017/11/23

リフター魂93 愛媛国体③

成年105キロ級


リフター魂76 和歌山国体①
「20世紀の記録が消える日」
105キロ級 白石宏明選手・持田龍之輔選手


この記事を書いて2年。
18年ぶりに、日本記録が動いた。

「吉本氏の記録、215キロを先に超えてくるのはどちらなのだろう。」
2年前、この記事をそう結んだ。
まずは、その答え合わせをしておこう。

正解は、持田選手である。
今年5月の全日本選手権で、彼がジャーク216キロを成功させた。
が、その直後、白石選手がそれを上回る217キロを挙げ、この時点で白石選手の名が残った。

さらに8月、持田選手が220キロを成功。
ジャークの現日本記録保持者は彼である。

今国体で、また動くのだろうかと試合の行方を見守った。
その期待を裏切ることなく、持田選手がトータルでも日本新記録を樹立した。

1999年から、世紀をまたいで105キロ級日本記録の欄に刻まれ続けた“吉本久也”という名前。
それが二つ消えた。

リフター魂70 記録の呻き

この記事にも書いたように、管理人は、彼の記録が破られる日を待望していた。
けれども実際に彼の名が二つ消えた時、一抹の寂しさを覚えたのも事実である。
それは、一つの時代が終焉を迎える虚無感のようなものだった。

日本人初の400キロリフターとなった吉本氏。
2大会連続で五輪出場。
最重量級での五輪出場も、彼が日本初。
多くの重量級リフターに希望を与えた。

ところが、2回目の出場となったシドニー五輪では、右足靭帯損傷のため途中棄権。
痛い足を引きずりながら、日本から駆けつけた応援団のもとに挨拶に行き、その後、病院へ向かったという。
シドニー五輪後、傷心の中で郷里へ戻った彼。
国際大会には区切りをつけたが、怪我から復帰後、国内ではやはり最も重いバーベルを挙げていた。

光と影を背負いながら時代を創った男の名が、18年の時を経て消えて行く。
その名が消えても、彼の功績が色褪せることはない。

スナッチの欄に、ただ一つ刻まれる“吉本久也”の名。
それを消して、新たな時代を創るのは誰なのだろう。


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持田くん、おめでとう\(^o^)/


“愛媛国体シリーズ” まだ続くよ♪
94キロ級、105キロ級と来れば、次は…
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