2010/06/05

リフター魂2 糸数陽一

気は優しくて力持ち。
多くのリフターたちがそうであるが、この言葉が非常によく似合う男がいる。
糸数陽一。日本大学の1年生である。
ウエイトリフティング56キロ級と63キロ級で日本高校生記録を持つ。

周囲から「強い、強い」と言われ続けた高校生が自惚れることはある。
だが彼は違った。
突出した記録にも、彼はどこまでも謙虚で、腰は低く礼儀を欠かさない。
元全日本のコーチは言う。
「糸数は強い選手であり、人格者でもある」と。

ガッツポーズが似合う男でもある。
小さな彼が大きく見える。
高校3年生で臨んだ昨年のインターハイでは、肩を痛めながらも意地で死守した王者の金。
横断幕を持って、地元から駆けつけた応援団に応えた。

今春からは故郷沖縄を離れ、東京でバーベルに夢を賭ける日々。
華やかに着飾った都会の景色も、彼の瞳を潤さない。
その瞳が見つめているものは、2012年のロンドン五輪である。

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昨年のまほろば総体 62キロ級で優勝を決めた糸数陽一選手

<参照> リフター魂43 バーベルを挙げる神の子
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