2013/10/09

リフター魂53 本田大智選手

「一つくらいタイトルを獲らないと、受け入れてくれた大学に申し訳ない」
階級変更して東京国体に挑む理由を、彼はそう明かした。
本田大智選手。京都・加悦谷高校の3年生である。

中学校時代の華々しい活躍により、将来を嘱望されていた彼。
ところが高校での競技生活はケガに悩まされ、不運の連続だった。
力はあるのに、大きな大会で、勝利の女神が微笑んでくれることはなかった。

遠かったタイトル。
憧れてやまなかったタイトル。
今大会、決死の覚悟で、彼はそれを獲りに行った。

少年の部77キロ級。
そのプラットホームに立つために、彼には越えなければならない関門があった。
検量という関門である。
辛くもそれをパスし、彼は戦いの舞台に上がることを許された。

祈りが積まれた試合会場。
ここに至るまでの彼を知っている多くの人が、固唾を飲んで見守った。

かつて同じ階級でタイトルを競り合った、生頼永人選手も見つめていた。
「もっと強くなりたい」
合宿で、切磋琢磨した仲間も見つめていた。
「夢はオリンピック」
遠征先で、将来のビジョンを語り合った友も見つめていた。

彼は、挙げた。

迎えてくれる大学のために。
ここまで導いてくれた恩師のために。
どんな時にも支えてくれた家族のために。
そして何より… 頑張った自分自身のために。

これまで幾度も、他の選手が上がるのを見てきた表彰台の一番高い場所。
ついに彼は、そこに立った。

誇り高き高校1冠。
それを携え、来春、彼は新たな世界へと旅立って行く。


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「あの~ 大智のこと… 応援してくださってるんですか?」
お母様が、驚いた様子でそうおっしゃった。
すかさず加悦谷高校の北川校長が、このブログのことを説明してくださった。

お母様、みんな彼のこと、応援してますよ♪


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加悦谷高校の北川鯉平校長と川畑勉監督

川畑先生と本田君を撮ろうと思ってカメラを向けると、見慣れぬ紳士が横から入ってこられた。
この方はいったいどなただろう?
京都のウエイト関係の方?
それなら、たいていお顔は存じ上げているが…
などと思い巡らしながらシャッターを押した。

その後、自己紹介してくださった。
そして、「『ぶどうの木Blog』 毎日、見ています」と。
今年、加悦谷高校に赴任してこられた北川校長。
ご自身も体育会系だということで、非常に熱い方でいらっしゃった。

でも校長先生、このブログ、更新遅いですから、毎日見ていただかなくても大丈夫ですよ^^;

本田君との3ショットは編集中に慌てて消してしまったので、この2ショット写真でお許しをm(__)m
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