「あとは自分で這い上がってこい」
優しく、深い眼差しで、その人はそう言った。

男子ナショナルチームを率いる稲垣英二監督。
現役時代、全日本選手権で5回の優勝経験を持つ。

階級は? 105キロ級? いや、“警部補”である。
警視庁に所属し、味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)ではウエイトを、警視庁では拳銃の扱い方を指導しておられるという。

合宿が行われていないときは、昼間は職務に当たり、その後、NTCで通年合宿組の二人(現在は、糸数陽一選手と持田龍之輔選手)を指導。
「ウエイトリフティング通年合宿in味の素NTC」のfacebookで、随時、合宿の様子などを発信してくださっている。

10月初め、監督の案内でNTC内を見学させていただいた。
国体期間中でもあり、世界選手権へ向けての合宿が始まろうとしていたときである。
お疲れもあったと思うが、決して手を抜かずに(笑)、非常に丁寧に案内してくださった。
その姿から、真摯で誠実な人柄を窺い知ることができた。

約2時間に渡る滞在中、監督は多くのことを語ってくださった。
その中で、冒頭の言葉が管理人の心に響いてきたのである。

NTCは、日本のスポーツ界の未来を背負って立つ、一握りの選ばれたアスリートだけが利用できる施設である。
従って、結果を出せない選手がそこに留まり続けることは許されない。
冒頭の言葉は、かつて寝食を共にし、そしてNTCを去って行った選手へ向けられたひと言である。
指導者としての痛みと、同志としての祈りに満ちた響きだった。

厳しい現実に、ひとしきり感傷に浸ったなら、あとは前を向いて進んで行かなければならない。
その間にも、世界は成長を続けている。

海外の指導法なども研究し、日本に取り入れられるものを常に模索しておられる稲垣監督。
「注目されている分、いろんな意見、考え方もあるだろう。干されるまでは自分が全て受け止める。選手たちの練習に影響が及ばないように」と、監督はおっしゃる。

全ての答えは、世界の洗礼を受けながら、時を経て、やがて未来が出してくれる。
だから… 今は黙って見守っていたい。


SANY0409_convert_20131209202512.jpg
ご自分のお部屋も公開してくださるサービス精神旺盛な稲垣監督。
今年の1月に結婚されて以降は、合宿がないときは基本的に自宅から通っておられるという。
終始、この笑顔で案内してくださった♪

SANY0412_convert_20131209203053.jpg 
暗闇に黒でよくわからないが、「結婚しないと思っていたので買いました」とおっしゃる監督の愛車で最寄駅まで送っていただいた。
“5つの輪”ならぬ、“4つの輪”のあのメーカー♪

監督が情熱を持って案内してくださったNTCの内部、次回更新したいと思う。


エステティックサロンぶどうの木へ

リフター魂56 味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)

リフター魂54 スポーツ祭東京2013

comment iconコメント ( 2 )

こんばんわ、その節はどうも・・・。
説明の中で稲垣監督の「結婚しないと思ってたので・・・」って言葉、いったい何回聞いたかしら?ね。
稲垣氏の情熱あふれる人柄に終始ふれながら、
とても充実した素晴らしい時間を過ごすことができました。

最後に監督の愛車まで紹介してくれてありがとう。
続く第2弾も楽しみにしています。。。

名前: 桂月51 [Edit] 2013-12-15 00:06

感謝

つわりに苦しむ身重の奥様を自宅に残し、あんなに一生懸命、私たちを案内してくださった稲垣監督に「感謝」のひと言です。

名前: 管理人 [Edit] 2013-12-18 22:13

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)